Ready to Take a Chance Again(愛に生きる二人)

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25曲目の紹介です。例によって、下の窓から曲を聴きながら続きを読んでください。

曲のデータは次の通りです。
● 歌手: バリー・マニロウ
● 作詞・作曲: ノーマン・ギンベル / チャールズ・フォックス
● リリース: 1978年
● ビルボード年間チャート: 100位以下です。週間のホット100では最高11位です。まあまあですね。
● リリース当時の日本のラジオでのオンエアー頻度: 映画音楽専門の番組で聞きました(しかも、たまたまカセットテープに録っていました)。
1978年のアメリカ映画『ファール・プレイ』のテーマ曲で、アカデミー歌曲賞(Best Original Song)にもノミネートされました(受賞したのは映画『イッツ・フライデー』の曲・・・知らないですね)。『ファール・プレイ』からはバリー・マニロウのもう一つのヒット曲『コパカバーナ』(こちらは多分マニロウが作曲)も生まれています。
自分は正直言うと、バリー・マニロウはあまり好きではないのですが、この曲は別です。理由は・・・彼が作った曲ではなかったからだ、ということが今回作詞/作曲を調べて分かりました。その作詞・作曲のコンビは、この曲以外にもロバータ・フラックの1973年のグラミー賞受賞曲『やさしく歌って』(原題:Killing Me Softly with His Song)を作っています。なるほど、好きになるはずだ。
但し、この『Ready to Take a Chance Again』は典型的な映画音楽の作りだと思ってます。ポピュラー音楽としては後半の盛り上がりが大き過ぎる気がする、つまり、映画のシーンとワンセットで盛り上がりが生きている・・・と思う次第です。

映画の概略はこちらをご参照いただくとして、主演はゴールディ・ホーン、脇役はチェヴィー・チェイスです。二人ともコメディー専門と言っていいくらいで、この映画のドタバタぶりも好調です。因みにゴールディ・ホーンで他にも面白いのは『昔みたい』(1980)・『潮風のいたずら』(1987)・『バード・オン・ワイヤー』(1990)、チェヴィー・チェイスは『昔みたい』(再度のコンビですね)・『スパイ・ライク・アス』(1986)・『サボテン・ブラザース』(1986)と言うことで、二人ともこの映画が面白くなり始めた頃です。
余談ですが、この映画のクライマックスは上演中のオペレッタをバックにしての悪者グループとの戦いで、上演されていたオペレッタは『ミカド』(西洋人が着物を着て演じていて、これが日本より寧ろ中華風)です。このオペレッタは1981年のイギリス映画『炎のランナー』でも主人公が恋人を見初める場面で使われていて、偶然の一致なんだろうけど、アレ?どこかで見た・・・となります。

この曲の歌詞はこちらの通りで、女の人と出会って、過去の失恋の痛手から立ち直ろうとする内容です。またフラれたら、今度こそ立ち直れないかも知れないのだが・・・。

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By The Time I Get To Phoenix(恋はフェニックス)

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ハイ、24曲目の紹介です。例によって、下の窓から曲を聴きながら続きを読んでください。

● 歌手: グレン・キャンベル
● 作詞・作曲: ジミー・ウェッブ
● リリース: 1967年
● ビルボード年間チャート: 100位以下です。週間のホット100では最高26位まで行きました。
● リリース当時の日本のラジオでのオンエアー頻度: 聞きました。
ビルボードの順位は、思っていたより低いですね。これまで、週間ホット100の1位になっていると思い込んでましたから、意外です。この曲は1965年に別の歌手でリリースされたのですが(多分ヒットしなかった)、グレン・キャンベルがカバーしてヒットしたそうで、今ではこちらが本家です。グレン・キャンベルとジミー・ウェッブのコンビはこの後、『ウィチタ・ラインマン』、『ガルヴェストン』とヒットを連発します。これらはアメリカ風のご当地ソングで、この曲も「恋はフェニックス」などと「恋は不死鳥」みたいな日本語にしていますが、「自分がアリゾナのフェニックス市に着くまでに、彼女は目を覚まして自分の置き手紙を見つけるだろう」という詩の中の街の名前です。何故、フェニックス市なのかは自分は分かりませんが、アメリカ人が頷く理由があるのだと思います。それとも、ビージーズの『マサチューセッツ』みたいに「語数が合っていたから」なんて言う単純な理由か?
歌手のグレン・キャンベルですが、この方はカントリー界の大物らしいです(自分はカントリーに不案内なのでよく分かりませんが)。何せ、リリースしたアルバムが70以上で、ビルボードのチャートのインも80曲という多さです(カントリー部門を含みます)。また、映画にも出ており、自分が高校生の時、ジョン・ウェインと共演していたのを覚えています(見ませんでしたが・・・)。また、ゴルフが好きなようで、1971-1983年にアメリカPGAツアーのトーナメントのスポンサーにもなっており(グレン・キャンベル・ロサンゼルスオープン)、トム・ワトソンが2回ほど優勝しています。このトーナメントは現在は「ノーザン・トラスト・オープン」として続いています。

歌詞はこちらの通りで、恋人の元を黙って去った男がフェニックス(アリゾナ州)→アルバカーキ(ニューメキシコ州)→オクラホマ(これは州名)と西から東に移動する間、彼女は今頃○○をしているだろう、と推測している内容です。そんなに気になるなら、黙って出て来なければ良かったのに・・・と言ったら人生幸朗師匠になっちゃうので取り消します。尚、この移動ルートから推測するに、出発点はカリフォルニア州だと思いますが、都市の特定は次の機会にさせてください(手元にアメリカの道路地図がない・・・)。必ず、突き止めます。

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Theme from Shaft(黒いジャガーのテーマ)

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ハイ、23曲目の紹介です。この曲はリリースされた当時もバカ売れした訳ではありませんが、ナイスです。
例によって、下の窓から曲を聴きながら続きを読んでください。

曲のデータは次の通りです。
● 歌手・・・というより呟き+鼻歌?: アイザック・ヘイズ
● 作詞・作曲: アイザック・ヘイズ
● リリース: 1971年
● ビルボード年間チャート: ナント17位です。週間のホット100でも最高1位。今回、初めて知りましたが、凄い曲ですね~。
● リリース当時の日本のラジオでのオンエアー頻度: よく聞きました。
1971年のアメリカ映画『黒いジャガー』(原題:Shaft、主人公の名前)のテーマ曲です。この曲はアカデミー賞の歌曲賞(Best Original Song)も受賞しています。因みにこの時(第44回)の他のノミネート曲にはカーペンターズの『動物と子供たちの詩』・・・これもいい曲ですね・・・があります。
この曲はどこまでが前奏で、どこからが本編なのかがよく分からないという不思議な曲です。
歌詞(呟き+鼻歌)はこちらの通りで、映画にはフィットしているようですが、たいした意味はない感じです。
さて、作曲・呟き・鼻歌は勿論、アレンジ、シンセサイザーとフル回転のアイザック・ヘイズですが、この曲以外ではサム&デイヴの『ソウル・マン』・『ホールド・オン』も共作(デイビッド・ポーターと)しています。『ソウル・マン』は当ブログの9曲目でチラッと名前が出た映画『ブルース・ブラザース』でも演奏された曲です。

映画の方ですが、概略はこちらをご参照いただくとして、自分はこの映画を見ていませんので、以下は本・ウィキペディアからの受け売りとなります。先ず、この映画はアメリカの70年代ニューシネマの時代に、「ブラックシネマ」(別名ブラック・パワー・ムービー)と言われるカテゴリーを作りました。黒人がヒーローを演じるハリウッド映画です。この後、1972年の『ブラック・ライダー』(主演:ハリー・ベラフォンテ)等が作られましたが、そのうち黒人のヒーローがを演じるのが珍しくなくなったので(と思いますが)、この呼び方はなくなりました。また、原題の『Shaft』を『黒いジャガー』としていますが、黒人がヒーローだからと言って・・・今ならNGだよ。
下は例によって「金沢八景シネマ」ご提供のポスターですが、右上部分のガラス越しのシーンが強烈です(ちょっと垂れ気味ですが)。『007サンダーボール作戦』(1965年)に似たシーンがあったので、これのパクリだと思ってます(但し、映画を見ていないので、このシーンが実際にあったのかは不明)。尚、ポスターは、当時は欲しがる人間がほぼゼロだったので、映画館の方でも、捨てるのも高校生にあげるのも同じだったようで、見ていなくても貰えた次第です(画鋲の穴付きです)。
SHAFT

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One Tin Soldier (天使の兵隊)

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22曲目の紹介です。この曲は、ヒットした後まもなく埋もれてしまった感があります。このような曲の紹介が当ブログの目的です。
例によって、下の窓から曲を聴きながら続きを読んでください。

曲のデータは次の通りです。
● 歌手: ザ・オリジナル・キャスト(The Original Caste)~グループ
● 作詞・作曲: デニス・ランバート / ブライアン・ポッター
● リリース: 1969年
● ビルボード年間チャート: 100位以下です。週間のホット100では1970年の始めに最高34位まで行きました。
● リリース当時の日本のラジオでのオンエアー頻度: よく聞きました。
先ず、歌ったグループの名前から入ります。オリジナル・キャストというグループ名ですが、当時のビルボードではブロードウェイのミュージカル『ヘアー』のアルバムが長く1位を続けており、この歌手名が「オリジナル・キャスト」、つまり舞台のオリジナル・メンバーによるレコーディング、ということで、『天使の兵隊』のグループ名の方は上記と紛らわしくてインチキ臭さを感じさせました。ところが、今回グループ名の英語の綴りを初めて知ったのですが、castではなくcasteだった・・・ということはオリジナル・キャストではなくオリジナル・カースト?あの悪名高きインドの身分制度か?・・・結局、このcasteの本当の意味はウィキペディアでもグーグルでも分かりませんでした。何れにしても、英語読みではインチキ感はなかった(または、少なかった)訳です。このグループはカナダ出身で1968年にLAでデビューして1972年に分裂しており、割と短命です。他のヒット曲は『Mr. Monday』(1970年)で、この曲は「ヒットを狙いました」を正直に具現しており、けっこう聴けます。ところで、上の写真の写りはひどいですね。他になかったのか・・・。尚、上記の分裂後には元リーダー(多分、右から二人目です)と元ボーカルの女性(勿論、真ん中です)が結婚して新しいグループを作るなど、女性メンバーがいるグループの平均的な人間模様も見られます。
作詞・作曲のコンビはプロデューサーも兼ねていますが、どちらが詞と曲の担当なのかは分かりません。二人ともアメリカ人です。
尚、この曲は1971年にも映画音楽用として別の歌手によりリリースされ再びヒットしていますが、元は上記のように映画音楽ではありません。

歌詞はこちらの通りで、寓話風の反戦歌です。谷の民が、山の王国が持つ宝物を奪うため戦争を仕掛け、勝利したけれど、宝物は金ではなく「地峡に平和を」と書かれた石だった・・・という内容です。時代はベトナム戦争の真っ最中でした。

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Burning Bridges(バーニング ブリッジ)

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21曲目の紹介です。国内外ではいろんな出来事が起こっていますが、当ブログはひたすら埋もれた/埋もれかけた名曲の掘り出し作業を続けます。
例によって、下の窓から曲を聴きながら続きを読んでください。

1970年に日本で公開されたアメリカ映画『戦略大作戦』のテーマ曲で、データは以下の通りです。
● 歌手: マイク・カーブ・コングリゲーション
● 作詞・作曲: マイク・カーブ / ラロ・シフリン
● リリース: 1970年
● リリース当時の日本のラジオでのオンエアー頻度: マイク・カーブ・コングリゲーションが歌っているのをTVで見ました。
マイク・カーブ・コングリゲーションというのは、当時26才だったマイク・カーブが結成した合唱グループです(大学生っぽいのばかりでした)。この時彼はMGMレコードの社長です。グループが日本のTVの音楽番組でこの曲を歌うのを見ましたが、彼はドラムを叩いていました。若くてレコード会社の社長でドラム・・・何だろうこの人と思いました。彼は1979年から4年間カリフォルニア州の副知事もやっていたそうで、とにかく忙しそうな人です。また、作曲は、この映画の音楽も担当した、ご存じラロ・シフリンで、『スパイ大作戦』TVシリーズのオープニング、導火線が燃えてるやつ、の曲が有名です。元はジャズのピアニストです。

映画『戦略大作戦』の方ですが、概略はこちらをご参照いただくとして、第二次世界大戦中にアメリカの小隊が休暇の最中にドイツ軍の金塊を盗みに行くという不真面目な戦争映画です。従って、戦略でも大作戦でもないので、この題名は適当ではないと思う。本格的な戦争映画と勘違いした人がいたと思います。原題は『Kelly’s Heroes』で、これも不真面目映画とは分かりにくい。どんな題名がよかったのかな?また、キネマ旬報社の「オールタイム・ベスト映画遺産200-外国映画編」の読者選出では183位にランクインしていて、ちょっと驚くと同時に、キネ旬読者の懐の深さを感じます。尚、ドナルド・サザーランドが戦車隊のリーダー役で出ていて、この人は当ブログの1曲目で紹介した映画『M★A★S★H マッシュ』にも出ていたので、1970年公開の2本の戦争コメディーに出ていたことになります。

歌詞はこちらの通りで、曲は映画に合わせて軍隊調なのですが、詩の方は映画とはあまり関連していない感じです。この曲は何回か聴くと、頭から離れなくなりますので注意してください。

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